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衣服は大薬・茜編

気温の低い日が何日もあったここ数週間。博多の町もめずらしくふさふさと雪が積もっていた日もあった。体が芯から冷えていく。。


さて、そんな日にどんな服を選んで着ていたでしょう?

どんな色の服を着ていたでしょう?


服。具合が悪い時、薬を飲むことをどうして「『服』用」するというのか?

内服薬の「内服」って?


少しずつ想像がついてきた方もいるかもしれない。その昔、薬草などを体内に取り入れて身を守ることを内服、体に纏って身を守ることを外服と考えられていたよう。植物などで染められた服には薬の役目があり、おそらく現代人の服に対する考えよりも随分重要な役割を担っていそう。確かに植物の薬効を皮膚から大きく取り入れると思えば、それはそれは侮れない。



写真はスタッフが茜で染めた衣服。茜は浄血作用や血行促進作用があり、薬用効果の高い植物。茜の薬効を外服したら、冬の身体に違いが出てくるかも。


現代はいろんなハイテク素材があって分かりやすく暖かく着れるものも多いけれど、薬効を期待して草木染の衣服を身に着けていたら冷え性も改善してきたりするかな?血行以外にもどんな薬効をもつ植物があるのか、そしてどんな色に染まるのか・・・調べてみたい。


あー急に草木染の服が欲しくなってきた!!


“草木根皮これ小薬なり。鍼灸これ中薬なり。飲食衣服これ大薬なり。”『四書五経』より


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