- info
Oさんのボストンバッグ
手縫いのバッグを下げてきた女性のOさんは、レザークラフトをはじめて2年弱だそうです。
ハ〇ティング△ールドを思わせる存在感としっかり感。
洗練された、こだわりと根気が伝わってくる作品です。
フロントのタグは、丁度カーブする部分にあたる為、馴染ませる為に革を曲げながら縫い付けたそうです。
形を崩さずにしっかり開けたくて、エクセラファスナーをマチ部分に縫い付け。
角部分を合わせるのが非常に難しい。
このマチ部分を縫って立体にしてから(このマチの縫いがまた高度)
ファスナーの縫い付けをしているので難解。
すっきりと洗練された作り。
下から両面表面の革テープをヘリ返し、持ち手を縫いで繋いでいますが、この作品の丁寧さは裏面からも伺えます。
ヘリ返す前にしっかりカシメで補強しているのです。これで強度があがります
マチ接続の底部分にフォーカス。
美しいフォルムの秘訣は、革漉きとちょっとした縫いの角度
もちろん底鋲もしっかり。
本業傍ら長い時間かけながらも楽しんで大作を仕上げたOさん。
その集中力と情熱に乾杯!