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Sさんの作品
簡単な作品ありませんか?
というご質問を受けることがあります。
これは単純な様でとても難しい質問です。
何故なら、難易度は、作り手のモチベーションと捉え方に寄る処が大きいからです。
時間で図る方にとっては、縫うところが少なくて短い時間内で完成する作品でしょうが、
本人のモチベーションが高いと達成感が少なく物足りない。
今回ご紹介するSさんの作品は、小銭入れ付キーホルダーと、縫う部分が多めの2ツ折ウォレットです。

レザークラフトを始めるきっかけとなった、小銭入れ付キーホルダー。
沢山作ってプレゼントしたから、Sさんにとってはわりかし簡単に出来る作品。

ご注文を受けて初めて作った、縫うパーツの多い2ツ折ウォレット。完成まで手間と時間を要しました。小銭入れ付キーホルダーとセットでお渡し予定です。


2作目の2つ折りウォレット。1作目で反省点であったので、ちょっと改良。1作目よりも半分以下の時間で仕上げられました!

3作目の2つ折りウォレット。作ればつくるほど、時間が短くなり簡単になってきました。
お客様とお話していて驚くのは、何回も作って慣れてくると、どんなに複雑な作品でも簡単だ、とおっしゃる事です。
もしかして簡単な作品というのは、経験を経て要領を得られるからなのかもしれません。
Sさんは今、ネットで映画を見ながらレザークラフトで作品を作る時間がとても楽しみ。
レザークラフトの楽しい時間があるおかげで、仕事も趣味も家事もとても充実している、と、生き生きしていらっしゃいます。
Sさんの作品とお話から、作りたい物をなんでもやってみた方が簡単な作品に出会えるのかもしれない、と思うのです。