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Tさんから教えてもらっている事

革製品を制作する上で課題となるのが、芯材の使い方です。

実際組み合わせてみないと答えが出にくいので、違う素材や何種類かの厚みをご購入される事をおすすめしております。

当店では、カット売りの芯材は30cmから、1枚物の芯材は半分(ボンテックスやベルポーレン)で買う事が出来ますので、お試ししやすいかと思います。


常連のTさんは、革を活かす意気込みが突出している方で、数々の傑作を手縫いで完成させる達人です。

今回見せて下さったのは、同じバッグ2点です。


ブランドバッグなどをしっかり研究し、創造し、独自でアレンジして編み出したショルダーバッグです。今回は男性も女性も使いやすい横型で完成させました。

実はこの革、シンプルで柔らかめな黒いクロームなめし。

カッチリと上品なフォルムにしたくて、全体に芯材を入れて美しい形を表現しています。

細かいステッチはすべて手縫い。

フラップ部分は、なるべくすっきりさせたくて、敢えてステッチは入れていません。



マチ部分は、手間を惜しまず縫いしろを自ら手で漉き(これが大変な労力!)、芯材に沿ってヘリ返ししています。

同じ形の作品ですが、カーブのヘリ返しを少し改善したりなど、1作目よりもより美しい出来上がりを目指します。


蓋を開けて上から覗いたバッグの内側です。

芯材を挟んだペーズリーの生地のポケットを2か所付けています。


次は、ご自宅の椅子の張替えを、やはり手縫いと手漉きで切り抜けた作品です。



切り返しの多い社長チェア。型紙を起こすだけでもへこたれそうですが、Tさんは難しかろうと大変だろうと、あきらめません。

やると決めたらやりきる、その意欲と姿勢には感服致します。


Tさんがご来店する際、製作に至る過程を色々教えて頂いているのですが、私たちが教わっているのは技法だけではありません。

作品に向き合う真摯な姿勢は、Tさんそのもの。

その精神性が作品に反映されているからこそ、数々の傑作が生まれるのでしょうね。




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