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博多の色~鯛の小銭入れ~

博多の色、と聞いたら何色を思い浮かべるだろう。

どうやら赤やオレンジが多い結果で、明太子や赤提灯、お祭りのイメージからきているよう。

先日、そんな博多の「和」なイメージを纏った、艶やかな一匹がお店に現れた。

お客様の作品

目が覚めるような朱に染められた、手のひらサイズのこの鯛は、お客様の作品で頭ががばっと開く小銭入れ。ヌメ革をご自身で染めらたそう。かがりの部分のジグザグが背びれや尾びれを思わせてとてもいい仕上がり!よく見ると胸びれやエラも刻印で表されていて、あるとないとでは全然違いそう。

尾びれをつまんでカプと口にくわえてやりたくなるような小さな鯛、小銭を出すというお仕事を終えた後は、作り手の方の手に収まって静かに帰っていった。祭りの熱気を思い起こさせる朱色が、今はとても懐かしく感じる。

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