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Tさんの進化するリュック

遠方より、いつも夫婦お二人でご来店されるTさん。

新作の為の材料を求めてご来店されました。

そして、前回お求めになった革で製作された新作がこちら

博多祇園山笠シーズン中でしたので、山小屋をバックにパチリとさせていただきました。

タンニンなめしの馬のオイル革で、総手縫いです。

薄手で軽い素材がお好みなので、今まではクロムなめしの馬のオイル革がお好みでしたが、経年変化した時に、クロムなめし革だと色が抜けてきてしまいます。

今回は、経年変化で使い込んだ色の深さやエイジングのカッコよさを見込み、こちらのタンニンなめし革をチョイスされました。


口枠を使ったリュックは型紙から難しいのですが、とてもオシャレでディテールの手抜き無しです。肩ひもにクッションを入れ、ショルダーベルトも細かいステッチ。

背側から中身が取り出せる、便利さもしっかり取り入れています。


背側の内張りには、ピッグスエード。


奥様がいつも使っているマイボトルが入る大きさのポケットをサイドに作っています。

わざわざダブルステッチでヘリ返しのポケット!


こんなに重なっているのに、乱れのない縫い目。

綺麗にヘリ返ししています。


愛らしいネコちゃん。奥様のご要望で、かわいさUP。

制作者はいつも旦那様ですが、奥様が良きアドバイザー。

何度か作って使っていくうちに、こうしたらもっと良くなるのでは?と、

アイディアが尽きません。

材料からひろがる共同制作の絆と調和が素敵なカップル。

作品も素晴らしいのですが、その歳の重ね方に憧れを抱きました。



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